「八幡宮」神宮旗は、甲府勤番支配であった曲淵下野守景衡が在任中(享保10年10月10日から同12年7月6日)の享保11年11月23日に願文を添えて、押越の本妙寺鎮守の八幡宮に奉納したものである。曲淵景衡の5代前の祖にあたる曲淵勝左衛門吉景は、武田氏家臣団のうち武川衆の一員であるが、旧地は押越の曲淵が発祥の地と伝えている。本妙寺は吉景ゆかりの地であるとされる。